「(今日もあの人はどこを見てるんでしょう)」目の前で楽しそうに話しながら歩いているヤンガスさんの隣には、愛しいエイト。
エイトは優しい笑顔で話を聞いてるけれど、私にはわかるんです。
彼の目線はいつも、あの人だけを見てる。私の横でいつもにこにこしている、女の子。
彼はいつだって彼女を気にして歩いている。時々、ちらちらと心配そうに後ろを振り返っていることは、私も気づいています。
でも彼女は全然わかってないみたいです。ゼシカさんとの話に夢中になっています。
ククールさんともじゃれあっています。
そんな二人を見て怒るエイトは、ちょっと悔しそう。
知ってます。私だけは、知ってるの。
今は馬の姿だから、彼には振り向いてもらえないだなんて勝手なこと考えてた。
本当は、”私”だから。
私だから、振り向いてもらえない。あなたが見てるのは、あの子なんですね。
確かなことは、彼が私を見ていないという現実
姫→8主→8夢主にしてみました(