旅行会議
「え、何、どうしたのいきなり」
たち一行が外で野宿している食事中、いきなりが仲間たちにそう訪ねたのでは不思議そうに返した。
「うん、なんかね・・・。あーなんか説明面倒くっさい!回想で理解してね。はい、ホワンホワンホワ〜ン」
「いや、回想に入る音とかいらないわよ!」
ゼシカが顔を引きつらせながら、なんだか壊れたに突っ込みをいれた。
「のぅ、よ」
「何ですか?王様」
「ここ最近ずっと遊ぶこともなく日々を過ごしてきたが・・・お前たちもまだ若いんじゃから遊びたいじゃろ。ワシのことは気に
「あ、本当ですか。じゃあそうします」
「いやえらい即答じゃな」
トロデは少し寂しそうな顔をしてを見つめている。
「・・・まあどこ行くとか、行き先はお前たちで決めればよかろう」
「ありがとうございます」
「ホワンホワワワワワワワワ〜ン。ってな感じで王様が許可くれたからどっか行こうぜ★ってことで」
「あ、回想戻ったのね。何かやたらと『ワ』が多いけどね」
ゼシカはぴしゃりと言った。
「じゃあ、何か行き先の提案のある人どうぞ」
「はいっ!」
真っ先に手を挙げたのはヤンガス。はヤンガスを当てる。
「ここではないどこか!」
「よぅし、ヤンガスだけでここではないどこかに行っておいてね。次!」
「はい!」
ヤンガスの意見は軽くスルーされた後、次に手を挙げたのはククールだった。
「先っちょ!」
「どこのだよ?どこの先っちょだよ? はい次!」
「ヒヒン!」
の口調が少し荒くなってきたところで、馬の姿のミーティア姫が鳴き、も姫を当てる。
「ヒヒ、ヒヒン!」
「あー・・・それはちょっと遠いです、姫」
「今のわかったの?ねぇ、今のが分かったの?」
不思議なの聴力にゼシカは耳を疑った。
「はい!」
「はい王様!」
みんなの身長に少しでも近づきたいのか、魔物姿の王様は手を挙げながら飛んでいる。
「酒場!酒場で女の子ナンパするんじゃ!」
「何考えてるんですかこのエロデ」
が冷め切った表情でそう言った。
「エロデてなんじゃい!わしゃトロデじゃ!いいじゃろ、男はみんな女の子が好きなんじゃ」
「そんなことないよ。エロデじじいだけだよ」
「ねえなんでそんなナチュラルにタメ語なんじゃ?わしゃ一国の王じゃぞ?お前は敬語を勉強するんじゃな。
トロデ王はに厳しく指導した。
「何でそんなに厳しいんですかエロデ王!あちがうエロデ王じじい!あーなんかもうどっちでもいいけど何でそんなに厳しいんで
「だから敬語を使えって言っとるじゃろうが。・・・差別じゃない、分別じゃ」
「ゴミですか?私はゴミですか?何に分別されるの?燃えるゴミ?不燃物?生ゴミ?」
は今にもトロデ王を殴りに行きそうだった。
「はい!」
次に手をあげたのはもう一度ヤンガスだった。は再びヤンガスを当てる。
「工場なんてどうでがすか?」
「いや社会見学じゃないから。てかこの世界に工場とかあるの?」
が何を言っとるんだコイツはという目でヤンガスを見る。
「はい!」
継いで手を挙げたのはまたまたトロデじゃなくてエロデ王。
「マネキン工場は?特に女の子を作る工場じゃ」
「待って、もう。工場から離れようよ。そして王様の場合女の子からも離れて」
は今にもトロデ王にザキを唱えそうだった。
「じゃあ私も提案するわ。はい」
そう言って次にゼシカが真っ直ぐに手を挙げ、もゼシカを当てる。
「とりあえず宿に止まりたい・・・てことでベルガラック希望するわ」
そんなゼシカの言葉が流れを変えたのか、「サザンビーク!」とか「トラペッタ!」とか「ゴルドの先っちょ!」とか、
「じゃあ僕の提案聞いて?」
しばらく黙っていたがそう言ったので、が興味深々といった顔でをみた。
「えっとね・・・ニュージーランドの先っちょ!」
「へー、ニュージーランド!・・・ってまた先っちょじゃねーか!」
は助走をつけて飛び上がり、の腹部にキックをおみまいしてやった。
そしてそんなのプロレス技に呆気に取られていた一行は、
あとがき うーん・・・なんだこの中途半端なSS・・・w 2009.03.18 UP |