花火に消された言葉

「うわーっ!キレー」

カジノが開いたこと、そしてユッケとフォーグが仲良くなったこと。
現在ベルガラックの夜は、お祭り騒ぎで最高に明るい街だった。

 

その理由は花火。
このドラクエの世界でも、花火があるんだと
は感動していた。

 

音の大きい花火は、街中の歓声の言葉さえかき消す。

 

 

 

 

 

時は遡り5時間前。暗くなってきた外。
ククールがカジノに行こうぜなんていいだすから、ベルガラックへルーラ。
ドルマゲス戦、そしてゼシカ騒動の後、つかれていた一行は
あのベルガラックにある宿屋のふかふかベッドで寝るのもいいなあ、
なーんてので賛成したのだった。

 

 

 

ベルガラックにつくと、街の様子はいつもと違うザワザワした感じ。

 

「今日何かあるのかな?」
「さあな。そんなことよりさっさとカジノに行こうぜ!」

はククールに引っ張られ、カジノへと向かう。

 

 

 

そこから4時間ほどカジノに没頭。

 

、ゼシカが選んだビンゴをすると毎回掛け金400倍で当たる。

ヤンガスが選んだスロットは、スリーセブンがありえないほど出る。

、ククールが選んだルーレットは、もう当たる当たる。

 

それだけ全員当てたもんだから、コインはざっくざく。
もちろん5人分のはぐれメタルのよろいなんかも手に入れちゃう。

 

 

そして次はグリンガムのムチだ!と気合をいれ、ゼシカがウキウキ気分のとき。

 

 

一瞬、オレンジ色した光がカジノの中を包んだ。

「ひょえ!?」

「なんだ?」

「何の光?」

「びっくりでがす!」

「?」

 

5人それぞれが色んな声をあげて、外に出た。

 

 

 

それが、花火だったわけで。

 

 

 

そして現在に至る。

 

 

 

 

 

 

 

「きれいだね、
「うん!」

 

花火の色に照らされるは、いつもより余計に格好よくて。

 

 

「・・・ねえ、?」
「ん?どうした?」

 

気持ちを言ってしまいそうになった。

 

 

「あのねっ!あたし・・・のこと・・・」
「?」

 

ドン!パラパラ・・・

花火が、独特の音をなりながら、空に色をつける。

 

 

のことが・・・好」ドン!!

 

花火の音が・・・告白を邪魔した。

 

「何?!聞こえなかったーーー!!」

「なんでもないよーーんだ!」

 

 

そんなやりとりで、ゼシカたちや観客はたちのほうを驚いた目で見ている。

 

 

 

「(くそー!花火の音で!!)」

「で!?何? す までしか聞こえなかったんだけど!」
「何でもないって・・・すきやきっていったの!」
「え?食べ物しりとり?う〜ん・・・キムチ?」

「ちっがあーーーーーう!」

 

 

 

 

私以上に、ってアホかも。

 

そう思っただった。

 


あとがき
短編だい2かいめ。前作に比べると、短めです。スクロールバーで長く見えても、半分改行←

いやー。ギャグ多かったな。でもなんか個人的に、可愛らしくて好きです。
すきやき、食べ物しりとりは、漫画家おおばやしみゆき先生、いっちゃえマリンちゃんから。
花火に消された言葉は、確かFF7の音楽の名前でした!

いやーなんかかわいい!ほんとに!
書いてよかったです♪

2008.08.06  UP